「統合失調症の臨床」
第1巻 統合失調症は脳の病気である
第2巻 薬物療法と心理社会的療法
第3巻 リハビリテーション

 本作は、統合失調症という病気の発症のメカニズムから寛解後の地域生活までを、トータルにとらえたビデオ教材です。向精神薬の開発と進歩は、統合失調症の治療に長足の進歩をもたらしましたが、同時に薬害などの新しい問題も産み出しました。なぜいま、薬物療法と心理社会的療法が車の両輪として機能しなければならないのか。これから統合失調症をより深く学ぶために、最新の臨床場面を紹介します。
 第1巻は、病気としての統合失調症のメカニズムについて解説しています。精神医学の臨床において、中心的な位置を占めている統合失調症。発症のメカニズムなど、多くの謎に包まれた病いとして、私たちを長年苦しめてきました。しかし、近年、統合失調症についての研究は、飛躍的に進んでいます。この巻では、そうした最新の研究成果をもとに、統合失調症とはなにか、脳の中で何が起こっているのか、そして、それはなぜ起こるのか、詳しく解説します。
 第2巻は、治療を中心に、薬物療法と心理社会的療法の意味と進め方について解説しています。統合失調症の治療は、薬物療法と心理社会的療法のふたつが車の両輪のように上手くかみ合ってこそ、効果を発揮します。この巻では、その両輪をうまく橋渡しすることを目指して大学病院で実践されているリハビリテーションの活動を追いながら、患者さんの地域での生活を踏まえた上で行われる治療の実際を紹介します。
 第3巻は、地域生活を送るために必要な心理教育、就労支援のあり方をとりあげます。統合失調症は、予後の長い慢性疾患です。急性期を脱し、地域生活を再び送れるまでに回復しても、就職や結婚など長い人生を歩んでいくために乗り越えなければいけない沢山のことがあります。統合失調症のリハビリテーションは、再発を防ぐだけではなく、その患者さんの人生を再構築するための支援の要素を沢山含みます。地域生活を支えるリハビリテーションを中心とした医療の現場を、街のクリニックに取材しました。

DVDの詳しい内容はこちら。
http://www.hoshikuzuclub.jp/

丹羽真一(日本統合失調症学会 理事長) 推薦
総監修=池淵恵美(帝京大学医学部 精神神経科学講座 教授)
監修・解説(第1巻)=富田克(久留米大学医学部 神経精神医学講座 講師)
監修・解説(第2巻)=内野俊郎(久留米大学医学部 神経精神医学講座 講師)
監修・解説(第3巻)=肥田裕久(医療法人社団宙麦会ひだクリニック 院長)

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